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2010年7月23日 (金)

イノシシ駆除

 里山環境保全みどり会で新たに取り組んでいる事業が「畑作り」です。
 「ふれあい広場」のある鹿ヶ谷(ししがたに)は、終戦直後の食糧不足解消や海外から引き揚げて来た人達などへの就労機会の提供などをねらいに全国各地で実施された「戦後開拓(せんごかいたく)」のすすめられた地区の一つです。

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 国有林が入植者に払い下げられ、段々畑が拓かれ、芋や桃などが植えられました。開拓はほとんど人力のみに頼った厳しい労働で、県当局からは開拓のノルマが課せられ、経済的な自立を名目とした半ば強制的な農機具機械の購入などが求められましたが、開拓農家が経済的な自立を果たすよりも早く、日本経済は朝鮮戦争による特需景気にわき返り、希望を持って入植した人々のほとんどがその夢を実現する日を迎える事なくこの鹿ヶ谷の地を離れていきました。
 放棄された耕作地は石垣だけを残してすっかり笹に埋もれ、学校の教科書にも触れられない「戦後開拓」の歴史は、忘れ去られようとしています。
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 昨年度末より、この「戦後開拓」の歴史を偲び、三鬼堂の駐車場の下段約300平方メートルに重機を入れて地面をならし、里芋やサツマイモを育ててきました。
 将来は芋掘り体験会を実施したり、ヤギを飼って武田山を訪れる人たちに触れあってもらう中で、里山の忘れてはならない歴史の1ページとしての「戦後開拓」を後世に語り継ぎたいと始めた事業です。

 しかし、春先よりイノシシによる食害にたびたび悩まされ、畑の周りをトタン板で囲ったりといった対策も効果をあげることができませんでした。
 このため、狩猟許可免許をお持ちの町内のKさんにお願いして、駐車場横に捕獲オリを設置していただきました。最初はワナの仕掛けは動作させず、ニンジンやオカラなどのエサを撒いて徐々にオリの存在に慣れさせていきました。

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 そして1週間ほどたった7月18日の朝、ついに2頭のイノシシを捕獲しました。まだ子どものイノシシで、かわいそうではありましたが2頭とも処分しました。
 用心深い親イノシシを捕獲するために捕獲オリを引き続き設置しております。登山者の方は危険ですのでオリには決して近づかないようお願いします。

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コメント

猪対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/

投稿: 名無し | 2013年1月28日 (月) 07時05分

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